役員退職金と退職慰労金
役員退職金と退職慰労金についてのお話です。中小企業経営者は大企業のような役員退職金である退職慰労金や弔慰金を得ることがなかなかできません。そこで、役員退職金の退職慰労金や弔慰金を得られるような保険に加入する必要があります。今回は役員退職金の退職慰労金を御紹介します。
退職慰労金とは役員退職金のことで、勇退する場合や万一の場合の死亡退職金として有効です。一般的な退職慰労金は下記の計算式により算出します。
報酬月額 × 在任期間 × 功績倍率 × 0〜30%(会社発展に特に功労があった場合の加算金) = 役員退職慰労金
退職金の税務についてですが、退職金は税務上「退職所得」とされますので、特別な税率で課税することによって税額が軽減されています。退職所得の計算は下記の計算式にしたがって行います。
退職所得の金額 = (退職手当等の収入金額 − 退職所得控除額) ÷ 2
さらに役員退職金の所得にも控除があり、これを「退職所得控除」といいます。この退職所得控除は下記のように勤続年数に応じて控除額が決まります。
・勤続年数20年以下
勤続年数 × 40万円(80万円未満の場合は80万円) = 退職所得控除額
・勤続年数20年超
800万円 + 70万円 × (勤続年数 − 20年)= 退職所得控除額