退職金平均について
退職金平均についてお話しする上で、まずは退職金について。会社を退職するときに受け取る退職金ですが、これは一時金、年金、一時金+年金などの方法で支払われます。年金形式で受け取るものを企業年金(厚生年金基金や適格退職年金など)とよびます。定年退職のときに支払われた退職金平均(一時金+年金現価)は、大学卒で2403万円、高校卒(総合職、事務・技術系)で2021万円となっています。今回は退職金平均についてお話していきたいと思います。
まずは中小企業退職共済について。中小企業退職共済は、独自に退職金を準備するのが困難な中小企業のために国が援助している退職金制度です。中小企業退職共済は加入企業から毎月保険料を集めて運用し、退職金を「一時払い」、「分割払い」、「一部・分割払い」のいずれかの方法で支払います。受け取る退職金に関しては、掛金月額と納付月数に応じて定められた基本退職金と、運用利回りが予定利回りを上回った場合に上乗せされる付加退職金の合計になります。平成17年に支給された退職金平均(退職一時金)は約129万円です。
つぎに小規模企業共済の場合の退職金平均について。小規模企業共済は、一定規模以下の会社の役員や個人事業主が任意で加入する退職金制度で、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営しています。毎月の掛金は1000円から7万円までの範囲内で自由に選ぶことができ、掛金は全額「小規模企業共済等掛金控除」として所得から控除できます。また納付した掛金の範囲内で事業資金の貸付けを受けられる制度もあります。退職金は「一括」「分割」「一括+分割の併用」のいずれかを選択することが出来ます。平成17年に共済金を受け取った人の平均は約1017万円です。