退職金平均が大卒で
退職金平均が大卒で2500万円ほどなのだそうです。これは少し古いデータですが、毎年調査をしているわけでは無いので集計データとしては最新です。厚生労働省が発表した2003年の就労条件総合調査によると、一年間に定年退職した大卒社員の退職金(勤続二十年以上で四十五歳以上、退職一時金と年金の合計)は平均で二千四百九十九万円となり、1997年の前回調査の二千八百六十八万円に比べ12.9%減少したのだそうです。そこで今回は、大卒の退職金平均についてお話してみようかと思います。
大卒の退職金平均額が減少に転じたのは、1978年に退職金に関する調査を開始して以来初めてなのだそうです。これは景気低迷や国際競争の激化により、企業が賃金カットしたことや、右肩上がりの賃金カーブの見直しを積極的に進めた影響が出たとされています。
また最近では、企業が旧来の年功序列的な給与制度を改めてきており、会社員の賃金カーブのピークを五十歳代前半から四十歳代後半に移しているのだそうです。これは退職一時金が退職時の賃金を基準に算定するケースが多いためです。中高年世代の賃金水準低下が、結果として老後の生活資金にまで影を落とす格好になっているわけです。ちなみに厚生労働省の就労条件総合調査同調査は、従業員30人以上の企業約5300社(有効回答率は八〇・八%)を対象に実施されたものです。