退職金制度がなくなる
退職金制度がなくなるかもしれません。突拍子も無い話のようですが、退職金制度がなくなることは不思議ではない世の中になってきています。そこで今回は、退職金制度がなくなるかもしれないというお話をしてみたいと思います。
もしも退職金制度が今のまま年功型、長く在職するほど退職金が高いという制度が続くならば、途中で辞めたり途中から入社する人は不利ということになります。なぜならこれまでの退職金制度だと、退職金の上昇カーブは勤続20年〜30年前後で大きく跳ね上がるようになっており、若いうちは会社に報酬以上の貢献を果たし、後から退職金で回収するというシステムだったからです。
転職が当たり前になった現代に、この退職金制度は働く側にとって不都合があります。しかし退職金制度にも近年大きな変化が訪れており、退職金制度がいずれなくなる方向にあると言うのです。
退職金は会社に長く勤めれば勤めるほど多くもらえる年功的な制度で、高度成長期の人手不足時代には従業員の定着を促すという点で意味がありました。現在では逆に企業にとって重荷になっています。
企業会計の観点からも退職金は負債として計上することが求められるようになってきています。多額の退職金はバランスシート上では債務となり、企業の経営評価や格付けを低くする要因にもなるのです。