退職金規定が無い場合
退職金規定が無い場合の退職金はどうなるのでしょうか。退職金規定は9割がたの企業で導入されているとはいえ、従業員数が少ない中小企業では退職金規定が無い場合もあります。では退職金の規定が無いから支給できないと会社に言われた時にはどうなるのでしょうか。今回は退職金規定が無い場合についてのお話をしてみようかと思います。
退職金規定が有る場合無い場合に関わらず、退職金には下記の原則があります。
・退職金は必ず支給しなければならない賃金ではありません。
・労働基準法第89条では、退職金の定めをする場合には就業規則に記載しなければならないと定めているのみです。
・法律的には、会社の言い分どおり規定が無ければ退職金を貰えなくてもやむを得ません。
労働基準法第89条において退職手当の定めをする場合には、適用される労働者の範囲、退職手当の決定、計算及び支払いの方法、支払いの時期に関する事項について就業規則に定めなければならないことになっています。とはいえ、文書による規定が無ければ退職金を払ってはいけないという意味ではなく、希望退職を募集する場合や長年にわたり会社に大きな貢献をした人達に対して退職金規定に無い退職金を支給したり、規定を上回る金額が支給される場合もあります。