退職金運用の口座
退職金運用でまず大事なことは、退職金が振り込まれた銀行の口座を利用しないことだそうです。おそらく、これまで給与振り込みに使用していた銀行の口座に退職金が振り込まれることになると思われますが、その銀行で投資商品を買ってはいけないのだそうです。今回は退職金運用の口座についてお話してみます。
退職金運用の口座で、給与振り込みに使用していた銀行の口座を使用してはいけない理由は2つあります。1つめの理由は、銀行には運用に適当な投資商品がないからです。投資信託や個人年金保険など、投資性の商品も銀行の窓口で売られてはいますが、投資信託は販売手数料も信託報酬も、同一カテゴリーの中で高いものが売られていることが多いのです。最近では、販売会社が販売手数料を決められる投資信託が数多くありますので、例えば全く同じファンドを1,000万円買う場合でも、銀行で買うと3%(この場合は30万円)取られるところが、別の金融機関で買うと手数料がゼロという場合もあります。
もう1つの理由は、セールスする側としての銀行は、顧客に対して立場が強すぎることです。多くの場合、銀行は顧客の金融資産の大きな部分を預かっており、顧客の財産状態が良く分かるので、「今度満期の定期預金で、この投信をいかがでしょう」といったセールスがしやすいのです。証券会社が相手なら、「今、運用できる金がない」とかわせますが、銀行が相手だとそうはいきません。